お名前:嶋倉 宮 さん(86)
住まい:東沢地区大舟上
(2017.11.07インタビュー)
手芸が趣味と伺いました。いつごろから始めたのですか?
ものを作るのは好きだったのでずっとやっていましたが、本格的に始めたのは、仕事が落ち着いてからですね。店頭に並んでいた吊るし飾りを見て、真似して作ってみようと思ったのがきっかけです。確かその吊るし飾りはこどもの日のお祝いの品だったと思うのですが、とっても高価なもので、びっくりして。「なら、自分でやってみよう」と始めました。
▲部屋には沢山の吊るし飾りが飾られていました
作り方は、どうやって習得されたのですか?
テレビの手芸番組を見たり、手芸雑誌を読んだりして作っていました。本には型紙なんかもついているので、手軽に真似することができますよ。元々、庭の手入れをしたりだとか、手を動かすことが好きで、楽しくって、没頭してしまうんです。綺麗になったお庭を想像すると、頑張れるというか。手芸も一緒で、完成品を見る楽しみがあるので、ずっと続けられますね。
完成品を家族や友人にプレゼントするのも好きなんです。孫の通う幼稚園では毎朝お地蔵さんにお祈りをするそうなんですが、六地蔵をモチーフにした置物をつくってプレゼントしたら、幼稚園からお礼の手紙と写真が届いて。毎朝お祈りをする場所に飾っていただいているようで、とてもうれしかったですね。
▲六地蔵の置物。展示ケースもご家族の手づくりだそう。
素敵ですね!他にはどんなものを作っているのですか?
縫い物以外にも、編み物やビーズ、折り紙での作品などがあります。千羽鶴を一人で仕上げたり、家紋を刺繍してみたりもしましたよ。いろいろやってみたいんです。 ぜんぶ説明書通りにやるんじゃなく、生地を変えてみたり、詰め物を変えてみたり。アレンジをするのも楽しみの一つですね。色の配置を考えるのも楽しいですよ。
▲刺繍やぬいぐるみも制作
いろいろなことにチャレンジしていく姿が素晴らしいです。手芸教室などもやっているのでしょうか?
いつもはやっていないですが、お願いされて一度だけ講師をしたことがあります。その時は、大きめの洗濯バサミを活用して、カーテンなどを留めておけるようなネコのクリップを作りました。 家族とも一緒に、ああだ、こうだと言いながらものづくりをしたりします。上手い下手に関わらず、手芸の楽しさを知ってもらえるのは嬉しいですね。私自身も、これからもいろんなものを作ってみたいです。
▲ネコクリップやビーズの小物まで色んな小物を制作
幾つになっても挑戦し続ける姿に、私たちも元気をもらえました!ありがとうございました。
インタビュー:川西町地域おこし協力隊/大坪・齋藤